実体験から見るリテンション

■ 要約

・離職を生む要因の9割はコミュニケーションエラーなのではないか

心理的安全性と、声掛け風土

・困っている人はみんなで助けましょうという風土

 

■ 辞めるとき

・親の介護とか、そうした外的要因は抜いて、

・怒ってやめる、落ち込んでやめる、人間関係でやめる、心身の限界でやめる

・詰まるところ、コミュニケーションエラー

・さらに詰まるところ、承認欲求

・大概は、誤解やすれ違いがある

・なぜこんなにも苦しいのにこうしてくれないのか

→ 上の人はそこまで見てない、深刻に考えてない

→ 下の人は弱音が吐けない、むしろ弱音を吐くなという強迫観念を感じている

→ やめるしか道がない

→ やめる

 

・ 本当にそうなの?

→ 辞めますってなってから、「そうだったのか…」ってなってない?

→ それならそれはコミュニケーションエラー

→ 多分こうだろうというお互いの先入観がすれ違ってて誤解を生んでる

 

・ 相談し合える空気感さえあれば…

→ その空気感って?

→ 人間っぽさではなかろうか

→ 多くの雇用者は労働者に「ソルジャー」たることを求める

→ 不平不満を言わずバリバリ働く。確かに理想的な人材だが、中身はみんな「人」

→ そうでないもの、そうなることに少し疲れたもの、を否定しない

→ ソルジャー対ソルジャーで会話をしない。親近感がない。「根っからソルジャー」に話しても自分の悩みなど理解してもらえないだろう、と感じさせない。

→ 着ぐるみの頭を取った人の話を聞き、また頭をかぶってもらい働いてもらうことが、「管理」職。

→ 脱落者を切り捨てる風土を作るな、誰も息を抜けなくなる、弱音を吐けなくなる

→ 仕事はソルジャーだけど、この人も中身は人間なんだ、という人間らしさ。そういう人に相談事は集まる。

→ いい意味で「普通さ」がないと、「弱った人」が心を開いてくれない

 

・自分はそういう人間になれているか?

→ 後輩が自分にYESしか言わないなら、それは仮面の付き合いしかできてない

→ そういう部下を好んで周りに置くから、本音で相談したい人が寄ってこない

→ なぜYESしか言わないのか

→ 怖いと思われているから

→ 怖いと思われ本音・意見が引き出せないなら上司失格

 

・現代の上司に求められるスタンスは「聞き役」

→ YESもNOも聞く

→ YESを好むなら、NOは辞めていく

→ 偽りのYESに価値はあるのか?